2018年7月21日(土)『三ツ星カラーズ』夏フェスinうえのに行ってきた日記――第4話「なつまつり」上映とトークイベントの感想

はじめに

 7月21日土曜日、『三ツ星カラーズ』夏フェスinうえのに行ってきた。場所は上野公園水上音楽堂。登壇者は日岡なつみさん(琴葉役)、田丸篤志さん(斎藤役)、朝井彩加さん(ののか役)の3人。(そして司会はフロンティアワークスの南原さんという方。)

 音楽堂のキャパは約1000人。当日、それなりに人は入っていたように思う。三ツ星カラーズのファン、各声優のファン、カラーズのイベント開始前の別のイベントを見に来てそのまま残って見ている人たち、なんとなく寄った人たちなどなど。

 ちなみに別のイベントというのはうえの夏まつりパレードのことで、今回上映された第4話のパレードのモデル(というかそのもの)。第4話ではおそらく中央通りのパレードしか描写されてなかったけど、上記の音楽堂、そして上野駅のコンコースでも行われていたよう。

 連日の酷暑で、夕方過ぎとはいえかなり暑かった。入り口でもらったイベント配布用うちわを参加者たちはずっとパタパタ扇いでいた。登壇者からも熱中症に気をつけてと呼びかけ、ご配慮があった。

 イベントの内容は、うえの夏まつりパレードにちなんだアニメ本編の第4話上映、そしてその後の登壇者によるトーク。以下、それぞれ簡単にまとめておきたい。

 

第4話「なつまつり」上映

 この回は先述のとおり、うえの夏まつりパレードが劇中のイベントとして用いられている。やはりスタッフは実際にロケハンにも行ったようだ。

 パレードの話自体は後半にならないと展開しない。前半はののかの姉ももか来襲話。「ササキのパン」が乗っ取られる……とはいえののかが作るパンはよくわからないスパイスが練り込まれてたいそうカラーズには不評であり(琴葉にいたっては手をつけてすらいない)、やはり「ササキのおにぎり」に業態を変えるしか……。

 父親から「店を好きにして良い」と言われたとはいえ、やはりののかよりかは父親のつくるパンの味が分かりそうなのだから、パンを作り続けてくれ……というのがご近所界隈・常連客界隈の思うことではないかな、と思ったりした。一方で、(もか姉から「父親の味と同じものをつくる」「納得できる新商品をつくる」という条件が出されていたうえで)実際にパンづくりにチャレンジしているのはののかの方ではあるから、ももかが上手いこと味のコントロールをしながらののかにパンを作らせれば丸く収まるのでは、という気もした。まあそこは姉妹間の思惑や性格の差があるのだろう(仲自体は良いとはいえ)。

 パレードの話で見るべき箇所としては、結衣と彼女の友人関係がひとつのキモになるかと思った。結衣の小学校の友人は結衣のことを「赤松さん」と呼ぶ。しかし、今回さっちゃんが「赤松さんだって」と茶化したおかげで、結衣の友人から名前で呼ばれるようになる。(通っている学校が違うこともあり、「結衣は私の女」(私の方が結衣のことをよく知っている)という意識がさっちゃんになかったと言えるだろうか(完全に妄想)。)

 この場面の直後に、結衣はさっちゃんに「ありがとう」と言うのだけど、それは友人関係を少し良いものにしてくれたさっちゃんへの感謝であるように思えた。もちろん、実際にパレードを見に来てくれたことへの感謝も含まれているだろう。

 琴葉に至っては、アバンで全く興味の無い素振りをしておきながら、実際にはパレードにいつ結衣が現れるのかを心待ちにしている(逆に言えば結衣が出てくる時間以外は興味が無くゲームをしている)様子もあったようで、なんだかんだ友達思いなのだなという気がした。うう琴葉かわいいよ琴葉。

 お祭り回、そして当日の上野もお祭りということで、ちょうど良いタイミングと場所でイベント上映ができてよかったのではないかなと思った。そういう意味では、カラーズのイベント前のパレードも見ていた方がより臨場感を感じることができただろうし、少しもったいないことをしたかな。

 照明を落とした暗がりのなかでパレードの光景が描かれた場面を見ながら、祭りの音響を聴く。現実そのものではないのは当たり前だけど、現実に少しずつ肉薄していっているなと思った。

 最後に、4話を見てもらえればわかると思うけど、さっちゃんがう○こう○こ連呼する場面は若干苦笑ものだった。約1000人の観客と一緒に大音量で聴くう○こセリフ、気恥ずかしかったのは僕だけですか。

トークイベント


 登壇者が何を話されたのか、覚えていることだけ簡単にまとめておきたい。

 三ツ星カラーズの好きな回という話題で、田丸さんはさっちゃんとさっちゃん母の何気ないやりとりが好きということだった。

 おそらく好きな回に関連する話として、日岡さん(多分)が動物園回に言及していたように思う。上野動物園を作中と同じルートで回ったことはないので回ってみたいという趣旨のことを話していた。

 各キャラの印象という話題について。斎藤は作中で警官の帽子を被っていないのは割とまずいのでは、出世しなさそう、でもずっと街の人を見守っていてほしいという話。また、斎藤は精神年齢がカラーズの面々と同じなので、子供扱いせず一人の人間として見てくれるのが良いという話もあった。「カラーズが(成長して?)ちょっかい出さなくなったら自分で探しに行きそうな斎藤」という話も出ていた。

 琴葉は大人になってアレだとやばい、でもなんだかんだで普通になるかも。さっちゃんは意外に空気が読めるという評価。さっちゃんもおしゃれになってそう?一番やばいのは結衣。高校デビューでイケてる集団に入って髪とか染めそう。結衣のくだりは生々しいやりとりになっていた。

 その他、トークの最初の方だったと思うけど、田丸さんを皮切りに、実はカラーズ不仲なのでは?という話もあったが、逆にツーカーの仲だからこそああいうやりとりが可能なのだ、というまとめになっていた。

 最後、登壇者の子ども時代について。朝井さん、3歳頃、子供用のキックスケーター?乗り物玩具で兄の自転車についていこうとして母親に静止される活発な子供であったという話。フロンティアワークス南原さん(37歳)、小学校の社会科見学で国会議事堂に行ったが、その際議員の出席ランプを勝手に連打してお叱りを受けたという話。

 覚えてることは非常に断片的で間違いもあるかと思うので適宜ご指摘いただければと思います。

最後に

・土日にイベントするの、それが仕事とはいえやはり大変だなあという気になった(そこかよ)。
・地元密着型で息長く残っていく路線を採るのだろうか?2期は難しくとも、単行本附属OVA製作⇒音楽堂かTOHOシネマズで上映会というのは何にしもあらずな気がした(絵に描いた餅)。
・別作品の話題で恐縮だけど、この前アイカツスターズのオールナイト上映会に行ったということもありなんとなく朝井彩加さんを推していきたいお気持ちになってきた(なっただけ)。

 

(2018/7/25 エントリーのタイトルを修正。)