『スター☆トゥインクルプリキュア』第37話「UMAで優勝!ハロウィン仮装コンテスト☆」感想メモ

 久しぶりのブログ更新です。いろいろてんやわんやで過ごしています……。スター☆トゥインクルプリキュア、残り約1クールとなり、物語がそろそろ佳境に入りそうですね。37話を見て思ったことをメモしておきたいと思います。

 全体として、ハロウィンにおける仮装イベントに焦点が当たっている。ハロウィンのお盆としての側面は捨象されている。(このあたりは、ハロウィンと死者の日との関係や、各国の固有の伝統を細かくみるべきでしょうが、省略。メキシコの死者の日を背景とした映画としては、リメンバー・ミーがありますね。)

 ということで、今回はご先祖と向き合う時間(あるいは先祖を通して自分たちの来し方行く末を考える時間)ではない(収穫を喜ぶ時間でもない)。その代わりに、仮装を通して自分やあるいは積み重ねてきた人間関係と向き合う時間だったように思います。

 典型的なのは、ユニにとってのこのイベントは本来の自分の姿に戻れるおそらく貴重な時間であるということ(話のなかではギャグとして機能してはいるが)。 

 ララにとっては、非合理的かもしれないが、自分で情報を集めて、自分で決めること、自分から「やりたい」という気持ちを示す機会であったということ。

 ひかるにとっては、自分の専門知識を生かしてクラスのみんなと楽しい思い出を作ることができた。えれなにとっては、家族の絆を示し、また強くすることができた。

 みんなでイベントに参加するということのなかに、実はそれぞれ各個人にとってのハロウィンのあり方が垣間見える。(まどかは正直よくわからないが、堅苦しい家の反動で隠れてコスプレイヤーになってほしい(?))

先週の予告を見た限りはトンチキ回かと思いましたが、これまで積み重ねてきた人間関係、人間模様を大事にし、その到達点を示したという点で結構重要な回だったのかなと思います。

 もうひとつ重要だったのは、カッパードの過去がある程度明らかにされたこと。豊かな水資源を持つ惑星の出自であるが、水資源は異星人により収奪され、故郷がおそらく失われてしまったように見えます。また、ノットレイダーとしてではなく、故郷を追われた者としての望郷の念を観星町に見出しているようにも見えました。カッパードの捨てセリフからすると、今後はプリキュアのなかでの「裏切り」というのもあるのでしょうか(これ、単純に異星人同士わかりあえないよね、という話ですね、すみません)

 特にオチはありませんが、それでは~。プルユニを推していこうかな…。